2017年11月21日

10月の鉄鋼輸出300万トン割れ、高炉の余力少なく

 財務省が20日に発表した貿易統計によると、10月の全鉄鋼ベースの輸出量は前年同月比10・4%減の298万7000トンで、9カ月連続で前年同月を割り込んだ。海外市況がホットコイルでトン当たり500ドル台後半で落ち着いたこともあって、海外リローラーからの引き合いは強かったようだが、製鉄所のトラブルも続き、高炉の輸出余力は少なく、7月以来、3カ月ぶりに300万トンを割り込んだ。

スポンサーリンク