2017年9月29日
神戸製鋼所「AIPocket」初納入 少量多品種向け成膜装置
神戸製鋼所は28日、PVD(physical・Vapor・Deposition=物理蒸着)成膜手法のアークイオンプレーティング(Arc・Ion・Plating)方式の装置で、少量多品種生産に適しコンパクトで従来機比50%価格低減したコーティング装置として「AIPocket(アイポケット)」の初号機を大手工具メーカー向けに納入したと発表した。切削工具や小物部品などを合金系皮膜で成膜し、性能、寿命を向上させる装置で、海外の新市場へ向けて新設計し、対欧州輸出の安全基準であるCEマーキング対応とした。ワンスペックの汎用モデルとして価格を低減し最新エッチング機構などを備え、高性能なコーティングができる。全世界で年間20台の受注を目指す。
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