2017年9月13日

鉄スクラップ、関東輸出3万2225円

 関東鉄源協同組合(理事長=山下雄平・ヤマシタ社長)は12日、鉄スクラップ輸出入札(9月契約、船積み期限10月31日)を実施し、平均落札価格(H2)はFASトン3万2225円となった。前回(8月9日実施)に比べて619円高で、4カ月連続の上昇。数量は合計2万トン。2カ月連続の同3万円を超えになり、本年の最高値を更新した。落札価格は12日時点の関東地区メーカー炉前購入価格(H2)の高値(トン3万2500円前後)を下回るものの、中心値(同3万1500―3万2000円前後)を若干上回る。また、地区湾岸価格(H2、FASトン3万1000―3万1500円前後)よりも高く、「買値を引き下げにくくなった」(シッパー)、「地区市況は当面横ばいで推移するのではないか」(ディーラー)との見方があり、弱気ムードとなっていた地区市況を下支えする材料になる可能性がある。

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