2017年6月9日

ステンレススクラップ市況、軟弱展開続く

 関東地区のSUS304(18クロム―8ニッケル)ステンレススクラップ市況は軟弱展開が続いている。LMEニッケル相場の下落を受けて、一部の国内ステンレスメーカーはSUS304ステンレススクラップに関して、6月契約の炉前購入建値を1キログラム当たり5円(トン5000円)引き下げ、同125円(同12万5000円)とした。一方、他のメーカーは据え置く場面が見られるなど各社の生産状況で購入姿勢が異なり、国内メーカーの炉前購入建値は8日時点で、同125―130円(同12万5000―13万円)となっている。

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