2017年5月15日
4―6月粗鋼計画、2四期ぶり増2638万トン 内需底堅く輸出も安定
経済産業省が12日まとめた2017年度第1四半期(4―6月)の鉄鋼生産計画によると、粗鋼は前期実績見込み比0・6%増の2638万トンと2四半期ぶりに増える。鋼材生産はほぼ横ばいで国内、輸出ともわずかな変動にとどまる。自動車の季節的な需要減はあっても国内は底堅い需要に支えられており、輸出向けも過剰能力懸念を引きずりながらも比較的安定した動きが背景にある。経産省金属課では在庫水準も適正化が進んだと評価しており、実需などを見極めた上で安定供給するよう求めている。
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