2017年5月8日

高炉4社粗鋼、16年度1%増8157万トン 市場環境改善も伸び悩む

 新日鉄住金、JFEスチール、神戸製鋼所、日新製鋼の高炉メーカー4社の2016年度の粗鋼生産量(単独ベース)は前年度比1・0%増の8157万トンだった。国内鉄鋼需要が緩やかに回復し、鋼材在庫調整も進展するなど、後半にかけて市場環境は改善したが、設備トラブルや高炉改修工事、設備能力不足などで伸び悩んだ。本年度は世界経済が概ね堅調に推移する見通しで、国内では東京五輪関連の建設需要も本格化する。各社はコークス炉更新など一貫生産のボトルネック解消とコスト競争力強化を急いでおり、安定操業が維持されれば高炉メーカーの生産は回復する。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社