2017年1月18日

桜井興産、熱処理体制を再整備

桜井興産(本社=名古屋市南区、櫻井一彦社長)は昨年11月に荒子工場(名古屋市港区十一屋)の大型設備投資をほぼ終え、熱処理加工体制を再整備した。最新鋭の連続式スパイラル炉を導入するとともに、併設される焼き戻し炉を直結化し、一連の工程の効率化を実現。また、焼き戻し炉には水冷却ができる水槽設備を設置し熱処理仕様の多様化を図った。さらに、製品倉庫も増設し識別管理体制を強化した。投資額は約4億円。既存設備の老朽化対策に加え、本社工場が手狭となり、その加工機能を荒子工場に集約させるのが目的。また、コスト削減に加え、高精度な多種多様な熱処理加工ができるようにすることで、他社との差別化の推進も図る。

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