2016年12月27日

関西鉄源連合会輸出価格、東西通じ今年最高値

鉄スクラップ輸出市況が依然として騰勢を強めている。関西鉄源連合会(会長=黒川友二・扶和メタル相談役)は26日に第65回鉄スクラップ共同輸出入札を実施し、東西通じて今年最高値となるトン当たり2万8220円(大阪湾岸FAS・H2)で成約した。為替が対ドルで底堅い動きを続ける中、今月9日実施の関東テンダーの平均落札価格に比べて1700円(約6%)値上がりするなど、中国ビレット価格の高騰や米国鉄スクラップ高などが輸出価格の続伸につながった。また、国内相場を1000円超上回ったことにより、「年明けも輸出価格が国内相場を押し上げる展開が続くのでは」(流通筋)との見方が強まっている。

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