2016年11月24日

極厚鋼板アレスト性能、海事協会が明確化

 日本海事協会(NK)は大型化が進むコンテナ船への対応として実施してきた鋼板の高強度化、極厚化を勘案したアレスト設計の共同研究で、板厚100ミリの極厚アレスト鋼板の必要最小アレスト靱性が8000N/3/2mmであることを見いだした。板厚80ミリ超―100ミリ以下の極厚鋼板で脆性亀裂アレスト性能(Kca)に関する調査研究で世界で初めて同数値を得た。2万TEUクラスの超大型コンテナ船の建造を加味、極厚アレスト鋼板のマイナス10度での必要最小アレスト靱性(Kca)を最も厳しい条件の場合、原則8000N/3/2mmとして運用することになる。

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