2016年11月22日

ヤマトスチール12月出荷・契約、H形・一般形5000円値上げ 物件向け早期7万円目指す

 ヤマトスチールは21日、12月出荷分の店売り向けH形鋼価格と12月契約分の一般形鋼(溝形鋼・I形鋼)価格を前月比でそれぞれトン当たり5000円引き上げると発表した。値上げはH形鋼が2カ月連続、一般形鋼は5月契約分以来7カ月ぶり。H形鋼市場では中小案件を中心とした建築関連需要が回復に向かい、「来年1月ロール分までタイトな状況となっている」など、値上げ環境が整ったことなどから販価引き上げを決めた。さらに同社では9月中旬以降、市場環境の改善を受けて物件向けのH形鋼価格の値上げを段階的に進めており、物件向け販価トン7万円の早期実現も目指すとしている。

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