2016年11月17日

ウインファースト、細物異形棒5000円上げ

 三興製鋼と向山工場の細物異形棒鋼共同販売会社、ウインファースト(本社=東京都中央区、社長=向山敦・向山工場常務取締役)は2016年12月契約分で、細物異形棒鋼の販売価格をトン5000円引き上げ、同5万5000円に改定することを決めた。今後、ゼネコンや流通等に提示していく。同社は今週14日から5万円を下限に販価を設定しているが、主原料である鉄スクラップ価格をはじめ、合金鉄やコークスなど副資材価格も上昇しており、コスト負担が増大。「月次ベースで赤字に陥る」(向山社長)と採算悪化に対する危機感は強く、適正なメタルスプレッド(原料購入価格と製品販売価格の差)を確保し、安定供給可能な収益に改善するため、12月契約分から販価をさらに引き上げる。

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