2016年8月3日

造船用厚板、16年度需要375万トン 船舶引渡し延期で微減

 2016年度の造船用厚板需要は15年度の380万―390万トンレベルから、375万トンレベルに2―4%減少する見通しだ。国内造船メーカー各社では、船主から完成した船舶の引き渡しを繰り延べる要請が広がり、本年度下期は上期よりも建造ピッチがペースダウンするものとみられ、前年度よりも若干減少する。バラ積み船を中心に海運での船腹過剰は解消されず、海運市況の下落も加わって、船舶の建造が完了しても、艤装埠頭に接岸したり、沖合に係船したまま引き渡しができない状態が顕在化している。このため船舶の引き渡しがずれ込むことになり、今後予定されている船舶の建造も後倒しされ、鉄鋼メーカーサイドでも造船用厚板生産はペースダウンすることになる。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社