2016年4月21日

OECD、鉄鋼過剰能力 国際的取り組み深まる 中国とも高官会合

 世界的な鉄鋼生産能力の過剰能力問題について主要国間で取り組みがレベルアップしてきた。経済協力開発機構(OECD)が18日、ブリュッセルで日米欧のほか、中国など非加盟の主要生産国も交えて高官級会合を持ち、問題意識を共有した。9月にも再度の高官級会合の可能性を探る。過剰能力は世界的に通商摩擦を頻発させるなど、政治的にも無視できない問題に発展している。OECDの枠組み以外でも市場歪曲的な政府の関与を取り除き、退場すべき能力が市場機能によって排除される枠組みについて引き続き模索する取り組みが続く。

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