2016年3月30日
新日鉄住金八幡、戸畑に最新鋭の連続鋳造設備 小倉第2高炉休止2年延期
新日鉄住金は30日、八幡製鉄所の鉄源工程の最適体制構築の方案を見直し、戸畑地区に約500億円を投じて最新鋭の連続鋳造設備(CC)を新設し、棒線・軌条向けの鋼片製造を戸畑に集約すると発表した。2018年度末の完成を見込む。新CC設置に伴い、既公表の小倉地区の製銑、製鋼3CC系列の休止に加えて、小倉の製鋼精錬、4CC系列、戸畑CC1基を休止する。当初予定していた戸畑から小倉への溶銑輸送鉄道専用線(海底トンネル)を建設しないこととし、小倉第2高炉の休止予定時期を2年延期し、2020年度末とする。初期投資額は膨らむが、製鋼集約メリット、コスト競争力アップや品質向上など総合的に有利であると判断した。
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