2016年3月18日

造船厚板、16年度見通し 需要横ばい390万トン 懸念は建造遅れ

 2016年度の造船用厚板需要は15年度比横ばいの380万―390万トンレベルに達する見通しだ。ただ、足もとでは国内造船メーカー各社に対し、船主から完成した船舶の引き渡しを繰り延べる要請が拡大。バラ積船を中心に船舶の建造が完了しても、艤装埠頭に接岸したり、沖合に係船したまま、引き渡しができない事態が相次いでいる。このため船舶の引き渡しが遅れることになり、今後予定されている船舶の建造がズレ込むケースも出てきているという。現在のところ鉄鋼メーカーへの影響は小規模にとどまっているが、この状況が継続することになれば、安定的に推移してきた造船向け厚板需要もペースダウンを余儀なくされる公算も出てきた。

スポンサーリンク


九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社