2016年2月25日

新日鉄住金、塗装周期延長耐食鋼NETIS登録

コルスペースが採用された東播磨南北道・水足新辻第5高架橋
 新日鉄住金は25日、塗装周期延長耐食鋼「コルスペース」が国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS)に登録されたと発表した。塗装の塗替え周期の延長を可能とする新耐食鋼で、従来100年を想定して建設される橋梁では100年間に3回程度塗替えし、寿命延長を図る必要があるが、同鋼では1回で済み、橋梁の維持管理コストが従来鋼と比べ半減できる。沿岸部など塩害の激しい環境に適し、塩分飛散量が多く、JIS耐候性鋼やニッケル系高耐候性鋼が適用不可なエリアで道路、鉄道の橋梁用として普及を図る。これまでに3件の橋梁に合計300トンの採用実績を持つが、NETIS登録を契機に年間1万トンレベルへの拡大を目指す。

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