2016年2月25日
小棒懇・中村会長、いぜん状況さえず 在庫率上昇 慎重な対応を
全国小棒懇談会は24日、定例の記者会見を開き、中村真一会長(新日鉄住金執行役員建材事業部長)は、小形棒鋼のマーケットに関して、RC造着工床面積や新設マンション着工戸数の減少、マンション販売価格高騰による影響などを挙げて、「新年2カ月で状況は変わらず、むしろ厳しさを実感しており、冴えない。賀詞交換会では16年前半での回復は期待できず、後半はそれなりに需要があると述べたが、足元は不安要素が増えることはあっても、後半に向けての良い兆しがまったくない」と現状を分析した上で、「低調な需要・生産下で、小棒の在庫率が上昇している。需要動向、コスト動向を注視しながら、慎重な対応を講じてほしい」と呼び掛けた。
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