2016年2月24日

神戸製鋼・中国 懸架ばね材拠点に高周波誘導加熱装置を導入 高強度ニーズに対応 

 神戸製鋼所は24日、中国江蘇省の特殊鋼線材二次加工拠点、江陰法爾勝杉田弾簧製線(JYSF)に高周波誘導加熱を行う熱処理設備を導入すると発表した。JYSFは自動車向け冷間懸架ばね用オイルテンパー(OT)線の製造、販売を行っており、中国で今後の拡大が見込まれる高強度材のニーズに対応するため、急速焼き入れ・焼き戻しが可能な設備を取り入れる。伸線機の増設なども含めた総投資額は約5億7000万円。生産能力は従来比約65%引き上がる。今年10月の量産開始を目指し、4月から設備の設置を始める。

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