2016年2月19日
海事協会 材料関連の鋼船規則、ステンレスなど見直し 強度アップ考慮
日本海事協会(NK)は船舶に使用される鋼材の強度アップや多様化を勘案し、関連する材料の鋼船規則を改正した。ケミカルタンカーの貨物タンクに使用されるステンレス圧延鋼材とステンレスクラッド鋼板の材料係数の見直しを行ったほか、低温用圧延鋼材の溶接施工方法と施工要領の承認範囲を定めた。ステンレス関連はケミカルタンカーの貨物タンク間の隔壁で規格最小耐力355N(ニュートン)/平方ミリを超える二相ステンレス鋼や高強度ステンレス鋼の適用を考慮し、高強度材対応した材料係数が求められるよう算式の変更を行った。低温用圧延鋼材の溶接施工方法は新たに具体的な承認範囲を明示、関連規定を改めた。
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