2016年1月14日

省エネ技術海外移転、メキシコにも拡大へ 事業規模大きく効果大

 官民が協力して日本の優れた鉄鋼分野の環境、省エネ技術を海外に移転する取り組みをメキシコに広げる方向だ。インドの成功事例を東南アジアに展開しており、さらに横展開する先を探っている。電炉が主体の東南アジアと異なり、メキシコは高炉メーカーが事業展開し、鉄鋼業の規模が大きいため、省エネ効果も高いと見込まれる。二国間クレジット制度(JCM)で既に二国間文書に署名しており、将来の日本の温暖化ガス排出削減に寄与する期待もあるメキシコを次の有力候補として今後詰める。

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