1
2024.10.30
2016年1月7日
鉄鉱石の需給は2016年も緩和状態が続きそうだ。中国の鋼材市況がようやく反発したのを受けて、鉄鉱石のスポット市況は下げ止まった様相だが、上げ渋っており、上値は重そうだ。中国の国内鉱石の生産減で中国の輸入増傾向は続く見通しだが、鉄鉱大手の増産などで供給余力が続くと見られている。価格低迷で高コストの後発鉱山は苦しいが、シェア確保を競う大手の供給拡大が続くため、天候不順など供給障害でもない限り、価格の低迷が続く様相だ。
スポンサーリンク