2015年12月9日
JFEスチール、980MPa級冷延ハイテン高伸び、高穴広げ性両立
JFEスチールは9日、従来の引張強度980MPa級高張力冷延鋼板(冷延ハイテン)と比べて、伸び特性が2割アップの17%、穴広げ性は2倍の60%超を実現した980MPa級冷延ハイテンを開発したと発表した。強度を担う硬質相と、延性(伸び)に富む軟質相の境界を、JFEの独自技術である中間相で覆うことで界面での微小なクラック発生を抑制し、高強度とともに優れた伸び特性と穴広げ性を兼ね備えた。現在、自動車メーカーで採用を検討しており、2016年度以降で初採用を目指す。
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