新日鉄住金ステンレス、12契冷薄据え置き 厚中板は1万円下げ

　新日鉄住金ステンレス（ＮＳＳＣ）は7日、国内店売り向け冷延薄板および厚中板の12月契約価格について、ニッケル系・クロム系冷薄を据え置き、厚中板を前月比トン1万円引き下げると発表した。ニッケルのＬＭＥ価格が前月平均から10％下がったことで、ニッケル系鋼種はアロイ価格を1万円引き下げるが、冷薄についてはベース価格を同額引き上げ、トータル販売価格を据え置く。厚中板はアロイ価格の変動を販売価格として反映する。ニッケル系冷薄は11カ月連続の据え置きとなる。