2015年10月29日

中村・小棒懇会長、国内出荷800万トン割れ 需要見合いの生産継続を

 全国小棒懇談会は28日、定例の記者会見を開き、中村真一会長(新日鉄住金執行役員建材事業部長)は、「本年初めに2015年度の小棒需要を前年度比横ばいもしくは微減とし、国内向け出荷数量で14年度の820万トンを若干下回ると見ていたが、先行指標が悪く、15年度は相当落ち込むと見ざるを得ない。800万トン割れは確実な情勢で、11年度実績(792万トン)を割り込む懸念も出ている」との見解を明らかにした。その上で、「どのような環境でも収益を上げることが大事。14年度、15年度上期もそれなりの結果が出ている。15年度下期も回復が見込めない状況にあると認識し、この需要規模の中で需給見合いの生産、適正在庫の維持を継続することでどのような結果を残せるかが問われている。会員各社の賢明な対応を期待したい」と呼び掛けた。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社