2015年9月25日

鉄鋼流通3団体、10-12月需要は微増

 全国鉄鋼販売業連合会、全国コイルセンター工業組合、全国厚板シヤリング工業組合の鉄鋼流通3団体は24日までに経済産業省ヒアリングを行い、2015年10―12月期の需要見通しを報告した。需要は総じて前期並みか微増とし、税制面の支援で産機、工作機械は堅調、15年度下期の自動車生産計画も485万台と前期比7%増を見込むが、建機などは減少を予測。土木・建築は工事遅延が解消されず、需要分野、地域間の温度差を指摘するものの、基調は落ち込んだ訳ではなく、需要遅滞とし、今後の増加に含みを持たせた。この一方で11日に報告した全国CC工組が自動車集中購買価格値下げの影響を懸念、全鉄連も東京製鉄の値下げや輸入材流入を不安材料に挙げた。

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