2015年9月17日

鉄鋼輸入、前月比5・5%増

 財務省が17日に発表した貿易統計によると、8月の全鉄鋼ベースの輸入量は前年同月比1・0%減の63万9929トンで、10カ月連続して前年割れだった。ただ、前月比では5・5%増となり、ジワリと増加気配を示す。米国をはじめ各国で強まるAD措置や中国経済の失速などを受け、中国・韓国・台湾などのメーカーの対日販売攻勢が強まっている。在庫調整局面ということもあって、今のところ数量の大幅増にはつながっていないが、価格面では平均単価は前月比2871円安となり、市況の下押し要因に働いている。日本鉄鋼連盟は公正貿易委員会傘下のワーキンググループの開催頻度を高めるなど、その影響の綿密な調査に入っており、警戒感を強めている。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社