2015年9月3日
新日鉄住金、「ハット+H工法」 2000トン仮設初採用
新日鉄住金は3日、シンガポールの地下鉄駅舎建設工事の仮設土留め壁向けに幅900ミリのハット形鋼矢板とH形鋼(ハイパービーム)を溶接した「ハット+H工法」約2000トンを受注、納入したと発表した。「ハット+H工法」は5年前から海外向けに販売を始めたもので、これまでに累計3万トンの受注実績があるが、いずれも河川護岸や湾岸岸壁などの本設構造物としての採用で、仮設採用は今回が初。適用範囲が広がった実績を武器に、延伸が計画されているシンガポールの地下鉄工事や、都市化が進むアセアン、中国などで実績を重ねていきたい考えだ。
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