2015年8月20日

鉄鋼輸入、9カ月連続減60万トン

 財務省が19日に発表した貿易統計によると、7月の全鉄鋼ベースの輸入量は前年同月比18・9%減の60万6381トンで、9カ月連続して前年割れとなった。前月比でも1・2%減。7月までは大きな増加はみられない輸入量だが、米国のAD措置や中国経済の失速などを受け、中国・韓国・台湾などのメーカーの対日販売攻勢が強まっており、国内市場は市況下落などで混乱気味。日本鉄鋼連盟は公正貿易委員会傘下のワーキンググループの開催頻度を高めるなどし、その影響の綿密な調査に入っている。中国・天津の爆発事故、タイ・バンコクの爆弾事故など海外市場に影響を与えそうな新たな不安要因も起きており、鉄鋼メーカーや商社など関係者の輸入材増勢に対する警戒感は日増しに高まっている。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社