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2024.12.24
2015年8月20日
財務省が19日に発表した貿易統計によると、7月の全鉄鋼ベースの輸入量は前年同月比18・9%減の60万6381トンで、9カ月連続して前年割れとなった。前月比でも1・2%減。7月までは大きな増加はみられない輸入量だが、米国のAD措置や中国経済の失速などを受け、中国・韓国・台湾などのメーカーの対日販売攻勢が強まっており、国内市場は市況下落などで混乱気味。日本鉄鋼連盟は公正貿易委員会傘下のワーキンググループの開催頻度を高めるなどし、その影響の綿密な調査に入っている。中国・天津の爆発事故、タイ・バンコクの爆弾事故など海外市場に影響を与えそうな新たな不安要因も起きており、鉄鋼メーカーや商社など関係者の輸入材増勢に対する警戒感は日増しに高まっている。
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