2015年8月7日

鉄鋼業界、輸入鋼材に警戒感

 高炉メーカーをはじめ鉄鋼業界の関係者の間で、輸入鋼材に対する懸念が広がっている。上半期の普通鋼鋼材輸入量は1月を除き30万トン台で推移し、40万トン以上に急増した一昨年度後半、昨年度上半期に比べると落ち着いた状況とみえるが、足元では韓国、台湾、中国などから安値での販売攻勢が強まっており、店売りを中心に市場は混乱気味。1ドル=120円台の円安にもかかわらず、それを上回る水準で海外では供給過剰、市況下落が続いており、各国で強まる保護貿易措置で宙に浮いた鋼材が日本にも押し流されてくる惧れが高まっている。日本鉄鋼連盟は公正貿易委員会で輸入鋼材のモニタリング調査を実施しているが、今後、警戒レベルを引き上げる構えだ。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社