2015年8月5日

鋼鈑工業、窒化炉増強 大型に対応

 東洋鋼鈑は4日、子会社の鋼鈑工業(本社=山口県下松市、中野和則社長)が約1億5000万円を投じて硬質材料工場(同)に光輝拡散窒化処理用の窒化炉を増強したと発表した。これまで対応が難しかった1トン以上の大型重量品に対応できる設備で、今月末から稼働を開始する計画。今後、地場の中国・九州地方だけでなく、自動車関連などで需要が増加している東海、関西、関東などでも拡販を進め、硬質合金事業の売上高を年間3億円から5億円に引き上げたい考え。さらに将来的には自動車対応の強化を目的に中部地区に製造拠点を新設することも検討する。

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