2015年7月3日

経産省粗鋼需要見通し、4期ぶり増2618万トン

 経済産業省が3日発表した見通しによると、2015年度第2四半期(7―9月)の出荷相当粗鋼需要量は前期実績見込み比1・1%増の2618万トンと4四半期ぶりに増える。鋼材需要は普通鋼で2期ぶり、特殊鋼で4期ぶりに増加に転じ、合計で4期ぶりに増える。経産省鉄鋼課では前期比では回復してきたものの、前年同期比ではまだ弱いと指摘。夏季減産対策など季節要因はあるものの、在庫の水準も高いため、実需を見極めた慎重な対応が必要としている。

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