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2024.10.30
2015年5月27日
全国小棒懇談会は26日、定例の記者会見を開き、中村真一会長(新日鉄住金執行役員建材事業部長)は、「需要面では、足元が弱いという実感は明らかに数字に表れている。全建築でみれば2014年度は前年度比1割減少し、12年度比では微減。RC造は中高層マンションの着工が悪く、能力ネックでS造へのシフトも一部で起きており、回復に少し時間がかかる。一方、国内設備投資、物流、都市部の再開発、道路の基礎で需要は見えてくる。これを踏まえると、15年度の需要は期待し過ぎてはいけないが、悲観し過ぎることもない。生産・出荷が14年度並みの900万トン水準になるというレベル感を念頭に置いて、その時々の実需に見合った生産で、需給バランスを維持することが重要になる」と指摘した。
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