2015年3月20日

鉄スクラップ輸出商談、韓国提示価格が反発

 韓国向けの新規鉄スクラップ商談で、韓国メーカーの提示価格が昨年10月以来、約4カ月半ぶりに反発した。国内商社・シッパーに対して、韓国・現代製鉄がFOBトン当たり2万3500円前後(H2)を提示。為替が対ドルで円安に振れた影響もあり、提示価格は前週比500―700円高い。一方で、日本側の輸出オファー価格はFOBトン2万4000円以上と価格に開きが出ているほか、「4月からのスクラップ船積み分については放射能検査の規制が強化されるため、商社・シッパーとも成約には非常に慎重だ」(流通筋)との声も聞かれる。

スポンサーリンク