2015年2月20日

高炉4社 粗鋼生産調整続く

 鉄鋼メーカーの生産調整が続いている。2014年度下期は消費増税影響が薄まり、鋼材発注が回復すると想定し、新日鉄住金、JFEスチール、神戸製鋼所の高炉3社は上期に比べて粗鋼生産を増やす計画を策定していた。ところが自動車などの製品在庫調整が長引き、建設・造船分野での人手不足影響も顕在化。鋼材消費の回復が想定より遅れ、鋼材在庫も高水準にあるため生産計画をそれぞれ下方修正。日新製鋼を含む高炉4社の生産は上期が4312万トン、下期見通しは4218万トン。下期は当初計画を160万トン下回り、上期比約100万トンの減産となる。

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