2014年12月25日

粗鋼需要2730万トンに減 1-3月 経産省見通し

 経済産業省が24日発表した2014年度第4四半期(1―3月)の見通しによると、出荷相当粗鋼需要量は前期実績見込み比2・0%減の2730万トンと2四半期連続で減る。2期ぶりに増える鋼材需要は微増だが、生産は3四期に設備修繕などのために半製品在庫の積み増しがあった反動を想定している。経産省鉄鋼課では国内需要は堅調ながら、建設分野の実需が遅れる傾向が続いており、海外も過剰供給に加えて原油安など下振れリスクに注意が必要と指摘。高水準の在庫調整を含めて慎重な対応を促している。

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