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2024.10.30
2014年10月24日
JFEスチールは23日、メガコンテナ船のデッキ上部構造に使用される、板厚80ミリの世界最大厚の降伏強度460МPa級高アレスト鋼を開発、日本海事協会から認証を取得したと発表した。最大負荷のかかるデッキ上部構造での高強度厚肉化と、国際船級協会連合による統一規格で本年1月以降の新規建造契約でコンテナ船デッキ上部構造への高アレスト鋼適用義務付けに対応。厚肉、高強度にすると脆くなり、亀裂伝播を抑制するアレスト特性が低下する問題点を、結晶粒の微細化と加熱温度や圧延温度を精緻に制御するTMCP技術(熱加工制御)を駆使、独自の結晶方位制御技術を確立することで解決した。製造は西日本製鉄所倉敷地区で、福山地区でも85ミリで登録申請中。当面は年間2万トンを、将来的には5万トンの販売を目指す。
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