2014年10月17日
鉄鋼業界4―9月決算スタート 業績見通し下振れ懸念
鉄鋼業界では、本日の東京製鉄を皮切りに、2014年4―9月期の連結決算発表が本格化する。4―9月の全国粗鋼生産量は前年同期並みの5565万トン程度で、鋼材価格もおおむね堅調に推移した。ただし鉄鋼メーカーは燃料・物流・外注費などが上昇し、電力コスト負担も増加。台風など自然災害による出荷影響や設備トラブルなどが一部で発生しており、業績予想を下回るところもありそう。世界経済は、地政学的リスクの高まりに加えて、米国・日本の景気回復足踏み、欧州・中国の景気停滞などで先行きの不透明感が高まっており、通期業績予想を下方修正する企業も出てきそうだ。
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