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2024.10.30
2014年9月17日
日本造船工業会の佃和夫会長(三菱重工業相談役)は16日、定例会見で国内造船の概況について、2014年の新造船受注が1―7月段階で1117万総トンと、13年の1462万総トンに迫り、高水準の受注を続けていることに触れ「大きな変化はない」と述べ、楽観できる環境になっていないとの見解を示した。韓国、中国など世界の受注も減退しており、船価も低水準で、年後半は受注もスローダウンする可能性を示唆。一方で船腹過剰の中で、世界的に竣工量が適正な水準に戻りつつあり、荷動きも年3%増と伸び、海上運賃も上がり始めた点をプラス要素に挙げた。さらに「これが続けば全体で安定した事業を保てる」と期待感を表明した。
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