2014年7月1日
鉄スクラップ、5月輸出も70万トン水準 韓国向け商談再開
鉄スクラップ輸出の活況が続いている。財務省の貿易統計によると、5月の鉄スクラップ輸出量は69万8470トンと前年同月比9・9%減ながら、4月(75万4932トン)に続いて70万トン前後の水準となった。1―3月は国際市場での割高感もあって、月間40―50万トン台に止まっていた日本産鉄スクラップ輸出だが、4―5月実績は直近1年間では比較的高水準と言える。要因としては年初3カ月間の市況下落による調整もあって、ベトナムや台湾などからの引き合いが出始め、足元はメーンの韓国向け商談も再開、新規商談が進んでいることが挙げられる。
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