2014年6月19日

流通3団体ヒア、7-9月 環境好転 工事遅延・輸入材に警戒感

 全国鉄鋼販売業連合会、全国コイルセンター工業組合、全国厚板シヤリング工業組合の鉄鋼流通3団体は18日、経済産業省ヒアリングを行い、2014年7―9月期の需要見通しなどを報告した。需要はKD(ノックダウン)を含めた自動車、建・産機、建築、土木など総じて底堅いと分析。市場環境は次第によくなるとし、本年度第1四半期の一時的な停滞から脱却し、回復基調に転換すると見ている。自動車、家電など製造業や、大型再開発が本格化する建設とも需要は増加する。ただ建設関連での人手不足、ファブリケーター(鉄骨加工業者)の能力不足に起因する工事遅延と、輸入材増勢への警戒感を示した。

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