2014年5月23日

高炉の鉄鉱石調達価格、大幅下落100ドル割れへ

 高炉大手の鉄鉱石の調達価格が、7―9月は大きく下がりそうな情勢だ。足元のスポット相場から見て、2010年に四半期ごとの値決めに移行して以降、四半期価格が初めてFOBトン100ドル(1万100円)を割り込む可能性が強まってきた。中国で鉄鉱石在庫が過去最高水準まで積み上がっており、鋼材市況が下がる中で鉄鉱石の買い意欲は薄い。一方で鉄鉱石供給側の能力拡張が進んでおり、需給緩和が鮮明。スポット価格は中国国内鉱石が下支えしていたトン100ドルを下回り、底が見えない。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社