2014年5月20日

東京製鉄、5カ月連続全種据置き 6月販価

 東京製鉄は19日、6月契約分の鋼材販売価格(店売り向け)を全品種で据え置くと発表した。5カ月連続の全品種据え置き。

 「引き続き中国の高水準な生産が続いており、価格は依然低迷している。国内マーケットは過剰感のあった市中在庫がピークを過ぎて減少傾向にあり、ゴールデンウィーク明け以降、流通段階でも荷動きが好転しつつある。市中在庫の調整局面もほぼ終わりに近づき、出口が見え始めた」(今村清志・常務取締役営業本部長)と条鋼類、鋼板類ともに在庫調整が進展していると分析。その上で、「建築、土木ともに夏以降の具体的な物件が出てきており、今後の需要盛り上がりが期待される。ただ、足元の国内鋼材需要は人手不足による工事遅延などで需要が先送りされているのが現状で、4月と5月は端境期となり、需給バランスは回復途上で、マーケットは様子見の状況にあることから、全品種据え置きとした」(同)とした。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社