2014年5月16日

JFEスチール、高耐食性厚鋼鈑 石炭運搬船用を開発 世界初 鋼材切替え寿命倍増

 JFEスチールは15日、世界で初めて石炭運搬船カーゴホールド(貨物倉)の腐食を抑制する高耐食性厚鋼鈑「JFE―SIP―CC」を開発したと発表した。貨物倉での石炭硫黄分と結露水の反応による希硫酸水溶液による鋼板腐食に対し、最適な合金元素を転嫁することで希硫酸腐食減耗を抑制できる。JFE物流発注の石炭運搬船に約200トン初採用された。腐食による鋼材切り替えの寿命を2倍に延長、石炭運搬船のメンテナンスコストを削減、従来鋼と同等の溶接性と加工性を持ち、船舶建造での特別施工管理も不要となる。厚板事業の高機能材拡大として造船分野で積極投入、年間1万トンの販売を目指す。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社