2014年4月25日

鉄スクラップ 国内市況にピーク感

 国内鉄スクラップ市況は、5月からの連休を前にピーク感が台頭している。製品市場の停滞もあり、電炉各社が当初計画よりも減産幅を拡大するなど、「連休中に操業を集中せず、例年に比べて鉄スクラップ需要が増えないことが影響している」(商社)と見る向きが強い。また、アジア向け鉄スクラップ輸出については、韓国最大手の現代製鉄の輸入鉄スクラップ購入意欲が低く、「成約数量が伸び悩んでいる。船積み数量は減少しつつある」(流通筋)ことも、今後の国内需給に影響を与えそうだ。

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