2014年3月7日

鉄スクラップ市況、昨年1月来3万円割れ

 関東地区の鉄スクラップ市況は、電炉メーカー炉前価格(H2)で3万円台を割り込む昨年1月以来の安値となっており、さらに下振れの可能性もある。6日時点の同地区電炉メーカーの鉄スクラップ炉前購入価格(H2)はトン2万9500―3万500円中心。今月に入って1週間足らずで地場炉前の下げ幅は約2000―2500円に達した。直近1、2月の下落ペースが月間約2000円だったことから見ても、足元の下げ足は加速している。同地区内鉄鋼メーカーによる鉄スクラップ需要、関東湾岸からの輸出などの船積み量が伸び悩み、地区内の鉄スクラップ需給が緩和していることが要因と指摘される。

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