2014年2月6日

豊田通商、中国で自動車解体リサイクル事業 日本初の参入

豊田通商と昭和メタル(本社=埼玉県越谷市、栗原裕之社長)は、北京博瑞聯通汽車再循環利用科技有限公司(本社=北京市)に資本参画した。中国での自動車解体リサイクル業界への直接外資参入は、本件が日本では初となる。

現在中国における使用済み自動車(ELV)のリサイクル業界では、機械化の遅れや処理に伴う環境負荷が増大している。自動車保有台数の急増や、排ガス対策未対応の旧式車両のELV適正処理の必要性増大などにより、20年には現在の2倍以上となる約1000万台のELVの発生が予想されている。そのためELVの効率的、かつ環境負荷を低減した処理が社会的にも求められている。

豊田通商と昭和メタルはトヨタ自動車とも連携、中国国内でも圧倒的な台数(12年末で約520万台)を保有し、環境規制強化の面からもELVの数量増大が見込まれる北京で、リサイクル会社へ経営参画することとし、昨年12月30日までに豊通グループが32%、昭和メタルが8%を出資した。

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