2013年11月20日

神戸製鋼、高耐食鋼「KPAC-1」新ルール適用船に採用

 神戸製鋼所は19日、原油タンカーのタンクにおける新防食ルールに適合した高耐食鋼「KPAC―1」が、新来島どっくグループが建造中の新ルール適用タンカーに採用されたと発表した。新ルール適用船への耐食鋼採用は業界初という。チタンとニッケルを添加し化学成分を調整、従来鋼より4倍程度の耐食性能を持ち、原油を入れるカーゴオイルタンク(COT)の内底板に使用された。耐食性の向上で無塗料でも腐食を抑制、塗装作業を減らし、工期短縮できるほか、ランニングコストを低減、補修費不要となる。新ルール適用のタンカー建造増大をにらんで、COT耐食鋼としてKPACシリーズの拡大を図る。

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