2013年9月13日

高炉大手、薄板値上げを検討

 高炉大手は店売りを中心にした市況品分野で、下期の薄板価格の引き上げに向け検討に入った。自動車や建材需要の上方修正による内需の増加、高水準が続く輸出で、急速に需給タイト感が強まっていることが背景だ。10―12月期の高炉原料価格は、鉄鉱石が前期比6%程度値下がりする見込みであるうえ、今春実施したトン当たり1万2000―1万5000円の値上げはまだ完全浸透していないが、市況が上昇していることもあり、値上げの完全浸透に加え、過去に悪化したスプレッド圧縮を解消したい考え。国内需給、熱延・酸洗・冷延・表面処理の各品種ごとの市況傾向、輸入材の動向などをにらみながら、時期・値上げ幅を決定する見込み。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社