新日鉄住金、JFEスチール、神戸製鋼所、日新製鋼の高炉4社の5月の粗鋼生産量は前年同月比6・4%増の737万8000トンで3カ月連続増となった。1日当たりの生産量は23万8000トンで前月比2%増。内需の緩やかな回復、円高修正による輸入減、輸出増の傾向が続いており、1―5月累計は前年同期比3・5%増の3492万8000トンとなった。
新日鉄住金の5月の生産量は前年同月比11・2%増の400万3000トン。
JFEは4・5%減の243万9000トン。
神鋼は30・5%増の64万6000トン。
日新は横ばいの29万トン。
高炉の操業状態、設備定期修理やその備蓄などで各メーカー・製鉄所の生産が大きく増減しているが、需要自体は堅調で、6月以降もしばらく高水準の生産が続きそう。