2013年3月14日
新日鉄住金・13-15年新中計、競争力 世界最高水準へ
新日鉄住金は13日、世界最高水準の競争力を実現し、持続的な利益成長を目指すグループ中期経営計画(2013―15年度)を策定したと発表した。製鉄事業で「技術先進性の発揮」「世界最高水準のコスト競争力の実現」「鉄源・圧延関連設備休止による最適生産体制の構築」「グローバル戦略の推進」「製鉄事業グループ会社の体質強化」の5つの施策を推進。国内では高炉や圧延設備の一部休止で最適生産体制を構築し、海外ではアセアンの鉄源・ホットコイル供給拠点を検討するなど拡充を進める。エンジニアリング、化学、新素材、システムソリューションなど製鉄以外の事業競争力強化とグループ総合力の発揮に注力。年率2000億円以上の統合効果を引き出して安定収益基盤を構築し、3000億円規模の資産圧縮を進め、財務体質改善と成長投資の両立を図る。成長戦略投資は年間1000億円規模を予定。国際A格水準(DEレシオ0・8倍程度)の財務体質、ROS10%を達成できる企業体質の実現を目指す。
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